2020.01 一年に一度特別な日　小５　　クロワッサン 「いただきます！」 お正月でいちばんの楽しみはばあちゃん手作りのおせち料理だ。１年に一度、特別ということでたくさんのご馳走が出る。ばあちゃん の手作り料理の中でいちばんすきなのは二つだ。それは同率一位のかずの こと黒豆。黒豆は必ずおばあちゃん手作りだが、数の子はもらい ものの年もあるから同率一位にした。 　他にも田作り、伊達まき、かまぼこや栗きんとん、紅白なます、本当 にたくさんある。おいしそうな食材が目に入ると食事が進む。最高 の日だ。とっても幸せだと毎年この時期になると思う。 　学校でおせち料理の意味を習った。今年はそれを考えながら味わっ て食べた。かずのこは子孫繁栄、黒豆はマメに働けるようになどそ れぞれに意味がある。まるで食べ物に願い事をしているみたい。伊 達まきは知識が増えるようにとの願いを込めて食べる。今の私には嬉 しい願い事だ。今年もたくさん伊達まきを食べたいな。伊達まきだけで 知識が増えるわけではないけれど、そう考えながら食べると面白い 。他にも、栗きんとんは金運を呼ぶ、紅白なますは平安や平和を願 うなどの意味がある。 　お母さんが子供の頃の正月はとても賑やかだったそうだ。大掃除や おせち料理の手伝いをして、お年玉をかけてビンゴやジャンケンゲ ームをして遊んだらしい。親戚が多くて楽しかったそうだ。あとと ても楽しそうだなと思ったのは小銭の奪い取りだ。大量の小銭を机 に出しジャンケンに勝った人がすべてもらうというものだ。 面白い企画が盛り沢山で、今の私のように正月が楽しかったという 。 1年に1回、こんな特別な日は必要だと思う。いつもとは違う日が あるから楽しんで生活できるのかもしれない。これからも正月を楽 しみたい。また、一年の計は元旦にありという。私の場合、陸上競 技を頑張るという意識が高まる良い機会にもなる。今年も一年、頑張るぞ！　来年の正月も楽しみだ。また、おいしいおせちを作ってね！　心の中でばあちゃんに語りかける。 「ごちそうさま！」 私は食卓をあとにした。

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