2020.04. 28Tuesday

 アメリカに住む高校1年生のボーロさんが課題「長所と短所」で意見文を書きました。目標は600字です。

 与えられた課題で長い文章を書くときは、最初に全体の構成を考えるのが大切です。ボーロさんは長所を伸ばすことが良いという意見と、短所を直すことが良いという二つの意見を比べることにしました。また、それぞれの意見に説得力を持たせるために、自分の体験実例も加えました。最後にこの二つの意見を比べて結論を書きました。読みやすい構成で、明確な意見を述べることができています。ユーモアのセンスもあります。

 では、ボーロさん、お願いします。

「はあい」


(頭がボーロ(笑))

短所と長所 高1 ボーロ
 私は絵が下手です。なぜか描こうと思ったものが紙に表れません。ある時、学校のプロジェクトのためにライオンを描いたら、父と弟に笑われました。弟は絵が上手です。フリーハンドで思うままに物を描けます。私も同じように真似をしましたが、なかなかうまくいきませんでした。頭はでかいし、足が小さくて、怒った犬みたいに見えました。この短所はいつも目障りなのでがんばって早く上手に描けるようになりたいです。


 短所を直すことは大事です。私は思い込みをする癖があります。相手の立場を考えずになぜ相手がその意見にたどり着いたかを考えないで、自分がいつも正しいと思い込みます。政治的なことや環境問題のことになるととくにそうです。友達と政治について話すときはほとんどの場合、みんな私と同じような意見なので、けんかにはなりませんが、時々、気まずくなります。しかし、そこでなぜ相手がそう思ったのかをきちんと考えることが大切だと思います。


  一方、長所を伸ばすことも大切です。私は剣道の地稽古でいつもある技を使います。この技を出すとほとんどの場合、面が当たります。竹刀の剣先を相手の右ひざに攻め、そして相手の竹刀がちょっと下がったとき、面を打ちます。得意な技を使うと剣道が全体的に上手になると思います。


 長所を伸ばすことも短所を直すことも大切です。しかし、最も大切なことは自分自信を向上させるという目的です。長所を伸ばすか短所を直すかはその方法です。絵が下手な私はアートのことを忘れて、得意なスポーツに力を入れて長所を伸ばしてもいいし、絵の描き方のクラスを取って短所を直してもいいです。どちらも自分を向上させます。もちろんこの絵はピカソを真似たと言えばいつでも百点ですが……。「才能とは自分自身を信じる能力である」という名言があるように、長所と短所を見極めて、自分を信じ、自分自身を向上させていきたいです。



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