2018.12.05 Wednesday
学童期の遊びについて 中3 かんたろう

 遊びから自然に得られる学びは多い。ぼくは小学校の頃、部活でバスケットボールをやっていた。四年生の頃、なんとなくという気持ちで入部した。その時はバスケットボールに対して本気で熱中していたわけではないが、日々の部活は楽しかった。ぼくは勉強が苦手で暗記することも苦手だったが、バスケットボールのルールはすぐに頭に入ってきた。おそらく、バスケットボールをやっていて楽しいと思ったからルールを覚えることができたのだろう。学んだことはそれだけではない。チームで戦うことで立ち回りや作戦などを一緒に練り、チームワークの大切さを学んだ。このように子どもが遊びから自然に得ることはとても多いと思う。
 しかし、自分から意識的に勉強をすることも大切だ。昔話の「アリとキリギリス」に出てくるアリは春が始まったときに、夏中、食べ物を集めて保管しないといけないことを学び、協力しあったからこそ冬に耐えることができた。それを知らなかったキリギリスは夏に遊んでばかりいたせいで、冬に食料が取れず飢え死にしてしまった。このように自分から学んでいくことで、その知識が役に立ち、自分を助けてくれることもある。「学ぼう」と意識しないと身につかないことだ。
 子どもの時代には遊ぶことも勉強することのどちらも大切だ。しかし「子どもは大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている」という言葉があるように、多少どちらかに偏ったとしても、子どもの時にしかできないことをたっぷりしておくことがいちばん大切だと思う。


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