【解説】
 前回の課題では、LEDで明るさを計り、それを音や表示に変換するプログラムを作りました。今回は明るさではなく、磁力を計って、音や表示に変えるプログラムを作ります。  ドアと壁にそれぞれ磁石と、マイクロビットを貼り付け、ドアが閉まっている、つまり、磁石が近くにあって磁力が大きいときは音が鳴らない、ドアが開く、つまり、磁石が遠ざかって磁力が小さくなると音楽を鳴らすというプログラムを作ります。ドアが開いたことを教えてくれる装置です。

 磁石が遠のくと、磁力は小さくなるので、磁力<(小なり)250とすることに注意しましょう。磁力が250より小さくなったらという意味です。


 作るプログラムはこちらです。


 冷蔵庫の見張り番エコビットのプログラムと少し似ています。冷蔵庫の時は、明るくなったときに音が鳴る仕組みでしたが、今回は磁力が小さくなったときに音が鳴ります。

 冷蔵庫見張り番エコビットのプログラム


プログラムを組んでシミュレーションをしてみよう!

【課題】 ドアの仕掛けを作るのはたいへんなので、箱を使って電子工作をします。ふたを開けると音楽が鳴る箱を作ろう。自分なりの改造を加えてもいいです。

次のような計画書を作ってから工作してください。
例)僕はオルゴールを作りました。ふたを開けるとオルゴールが鳴ります。
例)私は店の出入り口のチャイムを作りました。ドアが開くと音楽が流れお店の人に知らせます。
例)僕は宝箱を作りました。箱を開けると、大冒険の末、宝箱を見つけ出した発見者をたたえる音楽が流れます。

 工作する際は、こちらの写真を参考にしてください。写真は、少しわかりにくいですが、障子がしまって、障子につけた磁石がもっともマイクロビットに近づいたところです。磁石がどんな角度でマイクロビットに重なるとうまくプログラムが動くのか確かめながら作ってください。